プール・ボランティアでは、東京都福祉保健局から特別の許可を受け、独自にヘルプマーク・スイムキャップを作成しました。
プールで泳ぐ際に配慮が必要であることを知らせるためのものとして、2018年9月から全国に無償で配布しています。
使用素材 | 2wayトリコット(ミズノ製) |
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サイズ | フリーサイズ |
社会福祉協議会、支援学校などの公的機関や障害者水泳教室からの大量ご注文は、しばらくの間ご遠慮ください。
まずは、頑張っているご本人への配布を優先したいと思います。
(対象者は、配慮が必要なご本人のみです。付き添い者、ご家族、保護者の方はご遠慮ください。)
プールやスポーツ施設などに掲示する啓発用のポスターやチラシを用意しております。ご協力いただける方は、ご連絡ください。
ヘルプマークとは、義足や人口関節を使用している方、内部障害や難病の方等、外見からわからなくても援助や配慮を必要としている方が周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、周囲の援助を得やすくなるように作成した東京都によるピクトグラムです。
なお、デザインについては、著作権は東京都に帰属するとともに、商標登録をしています。
息子はプールが大好きですが、水泳教室の集団内で学ぶことが難しいくらいの知的障害があります。水泳経験のある父親が地域のプールで教えていますが、見た目で障害(自閉症)とはわからないため、冷たい視線を浴びることもあります。このスイムキャップをかぶっていたら周囲が理解して見守ってくれるのではないかと、期待が膨らみます。
私は聴覚障害者です。東日本大震災の時、情報が分からずとても怖い経験をしました。当時、プールでは館内放送と監視員さんの誘導の呼びかけだけでした。常連のプールだと監視員さんが聞こえていないと気づいてくれるかも知れません。しかし、大会などで違うプールに行った時にヘルプマーク・スイムキャップを着用していれば、何か起きても助勢をもらえるかもしれないと思いました。
見た目には健康そのものですが…
先天性股関節脱臼で骨の移植、人工股関節置換、人工股関節再置換と5回の足の手術をおこないました。筋力をつけるため水中歩行をおこなうときに使用しますが、非常に筋力が無く沈んでばかりいます。歩行するスピードも遅く、皆さんに迷惑がられながら追い抜かれているような気がしているから使用を希望します。障害者手帳は持っていますが、見た目には健康そのものなので、あったらいいなと思うことが現実になりました。とても嬉しく、これからも活動期待しています。
© NPO Pool Volunteer.